第14回「通水節」伊是名島
島唄連載『恋ししまうたの風』より。
2012年5月 取材時の “島風” を尊重し、
掲載当時のままお届けしております。
いにしえの情景を詠んだ尚円王にまつわる伊是名島の代表歌「通水節」
14~15世紀頃、中国から伝わったとされる三線(サンシン)。琉球芸能に欠かすことができない琉球文化を代表する弦楽器です。
琉球の人々はかなり古い時代から日常生活上のできごとなどを即興詩にして唄っていました。三線が伝わると、これらの即興詩に節が入り三線の旋律にのせて歌う技法が加わりました。
地方に伝承されている多くの“しまうた”を吸収し、三線の入った節歌へ昇華させたものが古典音楽(古典)。琉球王府時代に王府を中心に創造され育まれた芸術音楽である古典は、ゆったりとした重厚な旋律。いかにも宮廷音楽といった様相を呈しており、中国からの冊封使や薩摩など外交接遇時の公の場で、舞踊や組踊などとともに披露されていました。
第二尚氏王統の始祖・尚円王の生誕地、伊是名島を代表する「通水節(かいみじぶし)」は、いにしえの伊是名島の情景を詠んだ古典です。
『恋ししまうたの風』第14回は、伊是名島の「通水節」をお届けいたします。

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