第17回「とぅばらーま」石垣島
島唄連載『恋ししまうたの風』より。
2012年8月 取材時の “島風” を尊重し、
掲載当時のままお届けしております。
八重山民謡の真骨頂「とぅばらーま」
「八重山民謡名曲中の名曲。この歌を聴くと誰れしも催眠術をかけられたかのように時を忘れてうっとりする。
(中略)
八重山民謡研究の大家喜舎場永珣氏は『この歌を腹の底から聴くと、鬼神も泣き、英雄も腸を断ち、淵に居る魚も泳ぎを止める、いかに音楽を解せざる者も佳境に入らしむるその魔力! その力! 真のトバラマ! 真のカヌシャマ! 真の恋愛! 真の八重山! 真の濃厚なる南国! この一曲によって了解することができる』と絶賛している。」(仲宗根幸市編著『島うた紀行<第二集>』1998年より抜粋)
民謡・民俗研究家の仲宗根幸市氏は「とぅばらーま」の解説に、このような引き合いを登場させ、「まさに八重山民謡の白眉といってよいだろう。」と綴っています。
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「『とぅばらーま』は八重山の人にとって誇り高き曲です。『とぅばらーま』のあとに他の曲は歌えませんし、八重山に『とぅばらーま』が生まれたがゆえに、この曲によってぼくらの新しい曲作りの試みが、拒み続けられているとさえ言えます。八重山の「完成品」のような曲です。(音楽之友社『ウチナーのうた』1998年より抜粋)
「とぅばらーま」をこのように紹介するのは「とぅばらーま大会」昭和46年優勝者の大工哲弘氏。
即興でどのような心情をも自由自在に唄うことが可能な石垣島を代表する「とぅばらーま」。
『恋ししまうたの風』第17回は、八重山民謡の真骨頂「とぅばらーま」の生まれ故郷・石垣島を旅します。
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