「なりやまあやぐまつり」は歌碑のある友利・インㇺギャーの入江海上に特設ステージをつくり、満月に近い日曜日の晩に開催されます。(今年2011年の「なりやまあやぐまつり」は9月11日(日)開催予定です。)
お月様とともに1,000本あまりのロウソクがほのかに照らす海上ステージ。
浜辺から眺めるその光景は非常に幻想的で美しいとのこと。
「予選を勝ち抜いた何十人ものひとがみんな『なりやまあやぐ』を唄うのだけど、不思議と聴いていて飽きないのよね。それほどいい唄なんだと思います」
と松原敬子(まつばら けいこ)さん。
唄とステージの魅力を伺っていると、まだ見ぬ幻想的なステージを思い浮かべながら、“ぜひ大会を見てみたい”という気持ちが強くなります。

今回もっとも驚いたのは、「なりやまあやぐまつり」は委員会が中心となり、約450名の友利集落のひとびととボランティアの方々でつくる、“一集落による”まったくの手作りの大会であると言うことでした。
「一集落でやるには金額も規模も大きすぎると思う。でも、友利だからできることなのです」
と胸を張る友利の人たちの団結力は半端ではありません。
友利の人々の熱い想いが形となって、いまもなお脈々と唄い継がれている「なりやまあやぐ」。
つぎにあなたが宮古島を訪れるときは島風とともに、時代の流れにのって生き続ける「なりやまあやぐ」を思い出して頂けると幸いです。
サーなりやまや なりてぃぬなりやま
「なりやまあやぐ」を通して宮古島友利の人々の熱き想いがあなたの胸にも届きますように。
取材協力と主な参考文献
【取材協力】
奥濱貞夫さん、友利隆雄さん、砂川武次郎さん、松原文彦さん、砂川光彦さん、
友利武和さん、奥濱健さん、友利博利さん、平昇さん、真喜屋浩さん、
なりやまあやぐまつり実行委員会のみなさま、松原敬子さん、民宿ばんが家
宮古島でお会いしたみなさま、取材のご協力まことにありがとうございました。
主な参考文献
『なりやまあやぐ発祥の地 調査報告書』なりやまあやぐ調査委員会
『第1回なりやまあやぐ大会 実施録』なりやまあやぐ大会実行委員会
『語やびら島うた』上原直彦
『島うた紀行 第二集』仲宗根幸市
『「しまうた」流れ』仲宗根幸市
『沖縄の歌100選』ラジオ沖縄

島風の記憶と希望 
