第5回「なりやまあやぐ」宮古島

なりやまあやぐまつり実行委員会インタビュー(2011年6月10日)

友利の「なりやまあやぐまつり実行委員会」のメンバー。左から砂川武次郎(すながわ たけじろう)さん、奥浜貞夫(おくはま さだお)さん、友利隆夫(ともり たかお)さん。隆雄さんは「『なりやまあやぐ』はやればやるほど奥が深い」と言い、武次郎さんは「『なりやまあやぐ』は50年唄っても満足できない」とおっしゃいます。(2011年6月10日撮影)

 

奥が深い「なりやまあやぐ」は教訓歌であり、恋歌でもある

『沖縄の三大教訓歌』として知られる沖縄民謡「てぃんさぐぬ花」、八重山民謡「でんさ節」、そして宮古民謡「なりやまあやぐ」。

宮古島を代表する民謡のひとつ、「なりやまあやぐ」は「慣れていることでも油断してはならない」という教訓歌として知られています。
そこへ、奥濱貞夫(おくはま さだお)さんは「『なりやまあやぐ』は教訓歌ですが、恋唄でもありますよ」とおっしゃいました。

すっかり教訓歌という先入観に捕らわれていたので、はっとしました。
確かに惚れるな、惚れた腫れたと諭しているのですからそうかもしれませんね。

 

「なりやま」の「やま」の意味

「なりやま」は「慣れているヤマ」のことで、「あやぐ」は「うた」のこと。
「ヤマ」とは「ひとの集まるところ」を指し、海でもひとが集まるところであれば「ヤマ」と言うのだとか。

そのむかし人々がアダンや松、枯木を焚き火のために拾いに集まったヤマ、“なりやま”であったところ。人々が集い出逢いの場でもあったであろう“なりやま”は、その面影はなく、時代の流れとともにいまは耕地へと姿を変えていました。
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