100 - 島唄連載『恋ししまうたの風』,  300 - 歴史・文化・伝統行事

登野城アンガマ「道唄」 石垣島

※書きかけですが公開します。 by mika

登野城アンガマ「道唄」石垣島ソーロン(旧盆)伝統行事

アンガマターヌ オウルンケン

アンガマターヌ オウルンケン

ミーシュンマースン カイトリホイ

ホーイホイ(ホーイホイ)

ホーイホイ(ホーイホイ)

ホーイホイ

■ 伝わっているところ:石垣島(いしがきじま)/沖縄県石垣市字登野城(とのしろ)
■ 唄われる状況:ソーロン(旧盆)の3日間。「道唄(みちうた)」は旧盆の伝統行事「アンガマ」一行が練り歩く際に唄われます。

登野城アンガマ「道唄」石垣島
アンガマターヌ オウルンケン

アンガマターヌ オウルンケン

ミーシュン マースン カイトゥリホイ

ホーイホイ(ホーイホイ)

ホーイホイ(ホーイホイ)

ホーイホイ
アンガマたちが おいでになっているうちに

アンガマたちが おいでになっているうちに

味噌と塩を盗んで食べてしまった
 

 

・ミーシュン=味噌
・マースン=塩

■ 登野城アンガマ「道唄(みちうた)」大意
アンガマたちが家に居るあいだ、大人たちはアンガマに気を取られている。アンガマが家にいるあいだに、大人の目を盗んで、子どもたちは味噌と塩を盗み食べてしまった。

「登野城(とのしろ)」は、石垣島の古くから中心的な地域である四ヶ字(しかあざ)のひとつです。

アンガマは大正の年代頃までは石垣村の各字で盛んに行われていたが、次第に廃絶し、現在石垣市街地区に残っているのはひとりこの登野城のアンガマだけである。

【出典】牧野 清(まきの きよし)
『登野城村の歴史と民俗』
昭和50年5月20日発行
[引用]161ページ

「他の字(地域)は “オーランケン(アンガマたちが来ないうちに、来る前に)”と唄っているらしいと聞いたことがあります。でも、自分たち(登野城)のアンガマをやらないといけないから、他の字のアンガマを見たことがないから定かではないですけどね」(登野城アンガマの地謡を長年務められた比屋根悟さん談)

【取材情報】
取材日:2023年8月28~30日(旧盆)
取材場所:石垣島/沖縄県石垣市
取材協力:比屋根悟(ひやね さとる)さん、登野城青年会
ご協力まことにありがとうございました。しかいとみーはいゆ~。

あさか みか|取材・撮影・執筆、司会、webサイト制作、文化芸能イベントの企画・運営。南西諸島の島々に伝わるウタや祭祀、歴史・文化、民俗的なモノ・コトがおもなフィールドワーク。DX事例紹介など、ビジネスIT系の取材も手掛けている。宮古島「なりやまあやぐまつり」を筆頭に地域に根ざした文化芸能祭事の司会としても活動中。沖縄県那覇市在住。合同会社ジョートー所属。