令和6年「志多伯獅子加那志十三年忌豊年祭」@沖縄県島尻郡八重瀬町
※以下、上記プログラムに補足を含み書き起こしました。
令和6年 志多伯獅子加那志十三年忌豊年祭
志多伯(したはく)は、沖縄本島南部の旧・東風平(こちんだ)町の集落のひとつです。
平成18年1月1日、東風平町と具志頭村が合併し「八重瀬町」として生まれ変わり、現在は八重瀬町の集落のひとつとなっています。
志多伯の豊年祭は、約300年の歴史を有すると伝えられています。
開催は、人の法要周期(1年忌・3年忌・7年忌・13年忌・25年忌・33年忌)と同じ節目に斎行され、「獅子加那志○年忌豊年祭」と呼ばれているそうです。
今年2024年は6年振りの斎行となり、13年忌にあたります。
詳細は下記の公式サイト&参考サイトをご覧ください。
志多伯獅子加那志十三年忌豊年祭
令和6年9月17日(火)・18日(水) (旧8月15日・16日)
舞台:午後6時~
場所:沖縄県八重瀬町志多伯馬場(志多伯農村公園 沖縄県八重瀬町志多伯254番地)
※駐車場のご用意はございません。ご注意ください。
お問合せ:志多伯公民館 098-998-2141
公式サイト:https://shitahaku.ti-da.net/
参考サイト
しまかる 【芸能の継承と地域づくり1】八重瀬町志多伯の豊年祭
沖縄CLIP 神獅子を崇め、地域のみんなで作りあげる「八重瀬町志多伯の豊年祭」
道ズネー (旧8月15日)
令和6年9月17日(火)午後2時~
道ズネー出発地:野呂殿内(沖縄県八重瀬町志多伯35番地 屋号:神谷隣り)
① 野呂殿内 ~ ② 根屋 ~ ③ 神谷 ~ ④ 金城 ~ ⑤ 東ヌ御嶽 ~ ⑥ 冨里
⑦ 仲地 ~ ⑧ 中又御嶽 ~ ⑨ 馬場 (獅子加那志を御迎えし、各門中や拝所など8カ所を廻る)
◆ 志多伯獅子加那志13年忌豊年祭に伴う交通規制について
【出典】沖縄バス株式会社
令和6年 志多伯獅子加那志豊年祭 プログラム
※時間は、目安です。開始時間、演目は都合により変更なる場合もございます。
No | 開始時間 | 所要時間 (分) | 演目 |
---|---|---|---|
1 | 18:00 | 5 | 舞方 |
2 | 18:05 | 20 | 長者の大主(扇子舞・口説囃子・空手・獅子舞) |
3 | 18:25 | 20 | 狂言「大按司願い」 |
4 | 18:45 | 5 | 若衆こてい節 |
5 | 18:50 | 5 | 上り口説 |
6 | 18:55 | 7 | かせかけ |
7 | 19:02 | 4 | 四季口説 |
8 | 19:06 | 15 | 長寿家庭(子ども三線・童舞) |
9 | 19:21 | 5 | 秋の踊り |
10 | 19:26 | 5 | 前の浜 |
11 | 19:31 | 7 | 瓦屋 |
12 | 19:38 | 6 | 四つ竹 |
13 | 19:44 | 5 | 貫花 |
14 | 19:49 | 5 | 谷茶前 |
15 | 19:53 | 7 | むんじゅる |
16 | 20:00 | 10 | 武の舞 |
17 | 20:10 | 10 | 獅子舞 |
18 | 20:20 | 60 | 歌劇「桃売りアン小」 |
19 | 21:20 | 8 | 花風 |
20 | 21:28 | 5 | 浜千鳥 |
21 | 21:33 | 5 | 加那よー |
22 | 21:38 | 5 | 下り口説 |
23 | 21:43 | 20 | 喜劇「やまーよ」 |
24 | 22:03 | 5 | 水汲まー小 |
25 | 22:08 | 5 | 汗水節 |
26 | 22:13 | 7 | 加那よー天川(17日) 高平良漫才(18日) |
27 | 22:20 | 70 | 組踊「忠臣身替の巻(一名・八重瀬)」 |
28 | 23:30 | 15 | 松竹梅鶴亀 |
29 | 23:45 | 15 | 舞方・獅子舞 |
30 | 24:00 | 1 | 閉会のあいさつ |
沖縄県島尻郡八重瀬町志多伯公民館
2024年9月8日(日)夕刻、志多伯の豊年祭を取材中のライター仲間に連れて行っていただき、オブザーバーとして志多伯公民館におじゃまいたしました。
沖縄県八重瀬町(旧:島尻郡東風平町)志多伯(したはく)の公民館。
豊年祭に向けて、シージャ方、子ども、若者たちがたくさん集まっていました。
活気ある、生きた公民館。生きている公民館でした。
はじめて伺った志多伯公民館での再会と出会い
初めて伺った志多伯公民館で、嬉しい再会と驚きの出会いがありました。
嬉しい再会は、実演家・神谷武史(かみや たけふみ)さん。
お互いうろ覚えでしたが、神谷さんとは昨年2023年2月、那覇文化芸術劇場なはーとで開催された「継承のつらなり~ 時代の間に残された歌 ~」のシンポジウムでご一緒させていただきました。
志多伯ご出身の神谷さんは、八重瀬町の民俗芸能の保存・継承に貢献ご活躍をされているようです。今回はご挨拶だけでしたが、ゆっくりお話を伺える機会があることを願っています。
驚きの出会いは、志多伯の獅子を手掛けた「彫刻工房 木像」の仲宗根正廣(なかそね まさひろ)さん。
彫刻・獅子工である仲宗根さんは、久米島兼城の獅子も作製されたとのことでした。
私が大変お世話になっている思い出深い久米島兼城の獅子の製作者さんと思いがけずお会いできたことに、とても喜ばしく嬉しくなりました。
仲宗根さんからは、うーまくーだった幼少時に彫刻家・山田真山氏と一期一会の出会いがあったこと、仏師として修行中のお話など、たいへん興味深いお話を伺いました。
師匠・水戸岡伯翠氏から学んだ仏師としての心構えもたいへん素晴らしいお話でしたので、後ほど別記事として綴りたいと思います。
昨年2023年の十五夜は、久米島「兼城十五夜村あしび」の司会としてお招きいただき、久米島兼城にたいへんお世話になりました。
今年2024年の十五夜は、沖縄本島の八重瀬町志多伯の豊年祭を拝見させていただこうと思います。
楽しみです。
志多伯公民館をあとにした帰りの道中、志多伯で流れ星と一匹のホタルを目にしました。
流れ星を見たのはひさびさでした。
よき出会いよきご縁に感謝。
うまんちゅぬ あちゃー かふー うにげーそーいびーん。
みなさまに琉球弧のすべての神々のご加護がありますように☆