じゅり馬スネー(一般公募女性の皆様へ)

じゅり馬スネーの持ち物

必需品(2点)衛生上、各自でご用意ねがいます。
白足袋
赤い鼻緒の草履 ※草履に慣れるためにも練習会は草履でご参加ください。

☆お近くで見つけられない方へ☆ 下記(Amazon)でもご購入いただけます。

じゅり馬(琉装)の草履白足袋

 
◇ お持でしたら当日ご持参ください。
・白襟の襦袢
・衿芯
・腰紐(できれば3本)

<補足>
白足袋 → 草履が履けるソックスタイプ(白)でも可です。
草履 → 沖縄で三線や琉舞をなさっている方は99%お持だと思います。草履にはマジックで名前を書いておきましょう。

当日(琉装前)の服装

◇ 白襟襦袢をお持の方 → 衿芯も入れて襦袢を着けてください。
◇ お持でない方    → 首周りの深いTシャツとスパッツを履いてきてください。
・白足袋を履き、草履で踊ります。本番までに草履に慣れておいてください。

令和6年じゅり馬まつり(地域パレード)じゅり馬スネーは「花街・辻」の伝統文化体験☆一般公募型

令和6年は「じゅり馬まつり」において、36年ぶりに地域パレードが復活いたします。
それにともない「じゅり馬スネー」は一般女性から公募で募りました。
心身ともに健康な女性で、練習会のご参加が可能であれば、年齢・国籍は問いません。
地謡は立って唄三線ができることが条件ですが、舞踊は琉舞経験問わず。という初めての試みです。
(初めての試みのため、準備の白足袋・草履のご案内が遅くなり申し訳ございませんでした。)

初めての試みに30名あまりの女性からご応募をいただき、さまざまな想いを抱いた女性たちが集まってくださいました。
年齢もお住まいも出身地も多種多様です。
「じゅり馬」を通して、沖縄の「花街・辻」の歴史・伝統文化を体験していただき、少しでも花街・辻への理解を深めていただければ幸いです。
※令和6年「じゅり馬スネー(舞踊・地謡)」一般公募は終了しております。

至らない点が多々あるかと思いますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

辻町の旧廿日正月「じゅり馬まつり」昭和時代の衣装たち

☆ 令和6年「じゅり馬まつりパレード実行委員会」のイチ活動の記録 ☆
と き:令和6年2月2日(金)11時~13時  天候:晴れ(暑いくらい)
ところ:沖縄県那覇市辻二丁目 辻自治会事務所
目 的:辻自治会が保管している旧廿日正月(じゅり馬まつり)の衣装確認
参加者:4名
 ・辻自治会(1名) 婦人部長(伊良波 富士子さん)
 ・じゅり馬まつりパレード実行委員会(3名) 
   実行委員長(砂川 英昭さん)、会計(上原 由美子さん)、事務局長(安積 美加)

36年振りに地域パレードが復活 & 「じゅり馬スネー」は一般女性公募型に!

令和6年3月17日(日)開催予定の「じゅり馬まつり」。
昭和63年から実に36年振りに「じゅり馬まつり」の「地域パレード」が復活します。

36年振りの地域パレード「じゅり馬スネー(行列)」は、なんと一般公募!!
初めての試みです。

「琉球國時代から長い歴史を有する花街・辻の伝統文化を一般の方に体験していただいてみては?!」
という発想から始まりました。

じゅり馬スネーの衣装確認

さて、肝心のじゅり馬スネーの衣装をどうする!?!

「辻自治会が保管している衣装があるはず。一度確認してみましょう!」

じゅり馬スネーに必要なモノを辻自治会が何をどれだけ保管されているのか、の確認を急遽さていただくことになりました。

押し入れには昭和時代まで「辻旧廿日正月じゅり馬まつり」に使われていた衣装がたくさん眠っていました。
上写真の押し入れは、いくつか衣装ケースを出した状態です。
なので、実際はまだまだたくさんあります。すごいさー!

立ち会っていただいた辻自治会婦人部長・富士子さん。(確か御年87歳くらいだったはず)
昨年11月の辻自治会「秋祭り」で幕開けの「かぎやで風」を踊られました。着物の似合うカッコイイ婦人部長さんです。
そのむかし、昭和時代はもちろん「じゅり馬」も踊っていらしたそうです。

昭和からの「じゅり馬」衣装が大量に保管

じゅり馬の衣装、たくさん、たくさんありました!! 
想像以上の数! 数! 数!
衣装の数から、当時のまつりの規模が想像できます。
ほとんどの衣装が良い状態。大切に保管されてきたことがよくわかります。

「じゅり馬まつり」の保存と継承のために。昭和から令和へ繋がるひとの想い

当時の世相を考えると、「じゅり馬まつり」の開催は非常に大変だったようです。

「これだけやったんですね。本当によくやりましたね」

「ありがとう。そんなふうに言ってもらえて嬉しい・・・」

感動のあまり婦人部長に駆け寄りました。

「辻の方たちがこれだけがんばったんだすね。
富士子さん、辻のみなさんがここまで繋げてくれたんですね」

気付けば、ふたりして涙を浮かべながら抱き合っていました。

「まつりは一人ひとりの力が必要です。
自分はもう年も年だから、外からできることを応援しますよ」
と富士子さん。

昭和時代の想いが詰まった辻自治会の大切な衣装道具を、令和6年じゅり馬まつりパレード実行委員会がお借りします。

昭和から令和へ。
時代が移り変わっても、
地域の伝統行事、歴史ある伝統文化を守っていきたい。
次の世代に繋げたい。
強い想いは昭和も令和も同じなんですね。

マジックで「辻廿日」と記された襦袢。

「昭和五十四年二月一七日 辻町じゅり馬実行委員会」と書かれたハチマキ(八巻)も見つかりました。

それぞれお仕事を抜け出してきての確認作業。時間は限られています。
すべてを確認するには時間も人手も足りません。

「今日はじゅり馬の衣装だけ確認しましょう!」
と自らジーファー(かんざし)の数を数え始める実行委員長。

衣装もジーファーも何もかもが想像以上の数量です。

「とりあえず40まで数えて、今日はそれ以上は数えないでいいでしょう」
となりました。

琉装の象徴のひとつ、ウチナーカラジに欠かせない「イリガン」

ジーファーがこれだけたくさんあるのに、ぽっこりはないのかなーと思っていたら・・・

なんと! イリガンが山ほど出てきました!!!(下の写真の新聞紙に巻かれているものです)

前出で「ぽっこり」と書きましたが、「インスタント・カンプー」と言った方がピンと来るでしょうか。
ウチナーカラジを結い上げた完成形のウィッグで、髪(地毛)を束ねたらトップにちょこんと乗せてジーファーとピンで留めればOK! という、とても便利な代物です。

「イリガン」は、長い髪を束ねたエクステ(付け毛)です。
地毛といっしょに結い上げていきますので、手間と時間+からじ結いのテクニックが必要。ですが、イリガンを使った場合は、(扮する役の)身分や地域、年齢層などを表現することができる上、その方に似合うよう自在に仕上げることが出来るので、よりいっそう美しい。という大きなメリットがあります。

手軽にできる「ぽっこり」と、手間暇・技術が必要ですがそれぞれに似合うように結える「イリガン」。(カラジ結いできる十分な髪の長さがある方は、ぽっこりもイリガンも必要ありません。)

どちらにもそれぞれメリットがありますが、いずれにせよ、これほどの数量のイリガンを揃えるのは、現在はさらに難しいんじゃないかな、と思います。
まさに宝の山!! さいが!

そのほか、親方、チーアンマー、国王、ウミナイビの衣装が出てきました。ほんと、すごいです!!

国王やウミナイビの絢爛豪華な衣装は、本番で出せるかなー。どうかなーってところです。
なのでココでは(いまは)出し惜しみさせていただきますネ。お楽しみに。

「じゅり馬まつり実行委員会」と書かれた帯かな? を手に。砂川実行委員長のパラパラ写真(笑)

「じゅり馬」に欠かせない馬頭板です。辻自治会が保存されている馬頭板は朱色です。

修正が必要な馬頭板。裏には「辻自治会 昭和五十四年二月十五日」と明記されています。

お昼前11時から13時までの2時間でしたが、あっと言う間でした。
辻自治会は大変な数量の衣装道具を保管されていました。
ですから、すべての衣装は確認しーきれず。
再度の確認が必要。ですね。
またよろしくお願いいたします。

2024年2月4日(日)は、第1回目の「じゅり馬スネー」練習会です。
どれだけの女性が来てくださるのか。
皆様にお会いできることが楽しみです。(^-^)

うまんちゅぬ あちゃー かふー うにげーそーいびーん。
みなさまに琉球弧のすべての神々のご加護がありますように☆

辻廿日正月神事 道順(簡易版)

沖縄県那覇市辻で、旧暦1月20日に毎年斎行しております「辻廿日正月神事」の道順です。

来る日曜(2022年2月20日)の廿日正月神事のために。取り急ぎの簡易版を作ってみました。
ご参考までに。

■ 辻ムラヤー(村屋)
辻村はかつて、上村渠(ウィンダカリ)と前村渠(メーンダカリ)という2つの地域から構成されていました。

現在、ムラヤーに2つの守護神をお祀りしています。
 上村渠の守護・神獅子
 前村渠の守護・弥勒様
また、ムラヤーには、上村村渠のビンシーと前村渠のビンシー、2つのビンシーを保管しています。

辻廿日正月神事の道順は下記になります。※ムラヤーから出発し、ムラヤーに戻ってきます。

  1. 鏡寺(カガンヌウティラ) ※那覇市若狭
  2. 志良堂御嶽(シラドウウタキ)
  3. 祝女の井戸(ヌールガー)
  4. イシカブイ
  5. 軸(ジク)
  6. 辻御嶽 開祖の祠
  7. 辻開祖之墓
  8. 火の神(ヒヌカン)
  1. 鏡寺(カガンヌウティラ) 
    正式名称は「海蔵院」。かつては広大なお寺だったようです。こちらだけ若狭になります。
    辻開祖とされる3人の王女「マカトガニヌメー(真加登之前)」「ウミチルヌメー(思鶴之前)」「ウトゥダルヌメー(音樽之前)」のトートーメー(位牌)が祀られています。「ウサザカイヌアンマー」は3人のお世話をした侍女だと思われます。
     
    沖縄県那覇市若狭「海蔵院」(2021年3月2日撮影)

    「海蔵院」沖縄県那覇市若狭1-9-8 ※私邸の一室になっておりますのでご配慮をお願いいたします。

2. 志良堂御嶽(シラドウウタキ)
 いまではビルとビルの合間にひっそりと隠れるようにある御嶽です。
 かつては久米村が管理しており、唐への航海安全を祈念する御嶽でもありました。

続く
 

サイトがぜんぜん更新できてなくてごめんなさい。
このサイトのエディターに慣れていなくて。。。
すごく苦労してここまで綴りましたが。。。
仕事が忙しすぎたり、今日は神事の準備だったりと
今宵は力尽きました。

ゆくります。。。

2022年の辻廿日正月神事は
2022年2月20日(日)正午にムラヤー出発予定です。
(多少前後することもありますがご了承ください。)

では日曜に。